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マーケティング

公開日:2021.12.09

更新日:2021.12.09

【リスティング広告】広告費見直しで売上大幅UP!適正予算の考え方とは

【リスティング広告】広告費見直しで売上大幅UP!適正予算の考え方とは

目次

広告費の見直し行っていますか?

「最初に決めたリスティング広告の広告費、そういえばずっと変えてない…」
「広告配信にはそこそこ満足しているけどもっと売上を上げたい」
そんな方におすすめしたいのが広告費の見直しです。

少ない広告費でCV単価を極限まで抑えた配信は、1コンバージョンにかかる単価は抑えられていても、広告効果を最大限に発揮出来ていない可能性が高いです。
適正予算よりも低い広告費で配信を行っていて、本来獲得できたはずのコンバージョンを大幅に取り逃していた…なんてことは避けたいですね。

本記事では広告効果を最大化するために大切な広告費の適正予算の考え方と、広告費の見直しによって売上増加した事例をご紹介致します。
Web担当者の方やリスティング広告でもっと売上を伸ばしたい方の参考になれば幸いです。

適正予算の考え方

  • 適正予算検討イメージ
適正予算を考える際必要な指標にCPA(CV単価)というものがあります。
CPAはコンバージョン1件あたりにどれだけコストがかかっているのかを示す指標です。
つまり、CPA×コンバージョン数=広告費となります。

CPAの値が赤字にはならないが利益も出ないギリギリのラインを限界CPAと呼び、デッドラインの基準になります。
確保しておきたい1件のコンバージョンあたりの利益を加味したCPAのことを目標CPAといいます。

つまり、目標CPA×コンバージョン数=適正予算となります。

上記でさらっと出てくるコンバージョンについてですが、1件のコンバージョンの価値を考える上で、コンバージョン地点をどこに置くかによって価値が変わるため注意が必要です。


コンバージョン(CV)…webマーケティングにおいては「成果」という意味でよく使われます。
ECでは商品購入数や問い合わせ数を指すことが多いです。
【注意点】
コンバージョン=購入になる場合は問題ないのですが、コンバージョンが購入ではなく、問い合わせや資料請求などの場合は成約率を加味する必要があります
また、LTV(ライフタイムバリュー)を想定している場合は1件のコンバージョンの平均客単価だけでなく、平均購入回数を加味する必要があります
案件詳細
事例としてご紹介する案件は以下の通りとなります。

●商材:シェアオフィス
●地域:福岡
●配信媒体:Google
●CV地点:申し込み
●目標CPA:20,000円
●1CVで発生する平均粗利:40,000円


元々の予算が8万円だったところ、目標CPAを達成しておりコンバージョン数を更に増やしたいとのご要望から、予算追加を行い15万円に変更を行いました。
 
配信結果
増額前の前月と増額後の当月を比較しました。
  • 増額前と増額後の比較表
クリック率とコンバージョン率はほとんど変化がなく、コストの追加によってコンバージョン数が5件から8件に増加しています。
コストが増加したことにより、1クリックあたりのクリック単価の平均が181円から245円に上がったため、それに伴ってCPAも16,623円から19,518円に上がっています
粗利の変化
続いて粗利の変化について見ていきます。
増額前のコンバージョン数は5件のため、粗利は20万となります。
増額後のコンバージョン数は8件のため、32万円となります。

それぞれ広告費を差し引いても12万→17万の利益になるため、広告費を見直したことで毎月5万円の利益の増加につながりました!
広告費の見直しはこんなアカウントにおすすめ
  • 広告費の見直しはこんなアカウントにおすすめイメージ
とはいえ、全てのお客様が広告費を増額すればその分成果数増加に繋がるとは限りません。
広告費の追加がおすすめのアカウント条件の例は以下の通りです。

●目標CPAをクリアしているアカウント
 …目標CPA内であればCPAが高くなっても利益は大きくなります。

●ニッチなキーワードではなく、ボリュームの大きいビックワードで配信しているアカウント
 …ビックワードの場合、配信できる余地が大きいため、予算を増やしても表示回数が頭打ちになりにくいです。

●ランクによる表示機会の損失・予算による表示機会の損失が出ているアカウント
 …配信できる余地がまだあるため、予算を増やしても表示回数が頭打ちになりにくいです。

●キーワードやターゲティングなど調整が済んでおり、成果の安定しているアカウント
 …アカウント整備が完了した後に増額することで、より効率的に成果獲得が狙います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

CPA目標を達成していてもCPA抑制を気にされるお客様も多くいらっしゃいますが、目標CPAの範囲で成果数を最大化することが利益の最大化に繋がるかと思います。
広告の配信結果に満足されている方こそ広告費が適正か見直してみると売上を大きく伸ばすヒントがあるかもしれません

弊社ではECサイトやマーケティングに関するご質問について無料相談を承っております。
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