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マーケティング

公開日:2021.06.02

更新日:2021.12.09

【ネットショップのSNS戦略】ナノインフルエンサーとは?注目のワケ

【ネットショップのSNS戦略】ナノインフルエンサーとは?注目のワケ

目次

今注目の「ナノインフルエンサー」

ネットショップ集客のために、積極的にSNSを活用している担当者も多いと思います。ネットショップがSNSを運用する目的は、ブランドや商品認知度の向上やネットショップへの集客、売上アップなどがありますね。

SNSで影響力の大きなインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングも良いですが、比較的低コストでダイレクトに売上アップを目指せる、「ナノインフルエンサーマーケティング」について、今回は解説してきたいと思います。

ナノインフルエンサーとは?

「ナノ」とは、大きさの単位で「10億分の1」を表す言葉です。ナノインフルエンサーとはフォロワー数が約1000人以上1万人未満のインフルエンサーを指す言葉で、従来のインフルエンサーよりも小規模で活動するインフルエンサーのことを言います。
インフルエンサーはフォロワー数の多さによって以下のカテゴリーに分類されます。
メガインフルエンサー  (フォロワー数:100万人以上)
ミドルインフルエンサー (フォロワー数:10万人~)
マイクロインフルエンサー(フォロワー数:1万人~)
ナノインフルエンサー  (フォロワー数:1000人~)
一般ユーザー      (フォロワー数:~1000人)
メガインフルエンサーは多くのユーザーからフォローされていますが、そのインフルエンサーの投稿に興味があってフォローしているというより、その人物の名前を知っているから(=知名度の高さ)という理由で大勢からフォローされていることが多いと考えられます。

一方ナノインフルエンサーは、フォロワー数は少なくても、自身のコミュニティ内で強い影響力を持っており、特定のジャンルのユーザーから興味を持たれている人物と考えられています。
なぜナノインフルエンサーが注目されている?

ナノインフルエンサーイメージ

近年のSNS戦略において、ナノインフルエンサーを起用したマーケティングが注目されています。メリットデメリットについて解説します。
メリット
  • ナノインフルエンサー使用メリット
フォロワーとの親密度が高い
フォロワー数100万人のメガインフルエンサーが雲の上の存在だとすると、ナノインフルエンサーは一般ユーザーである私たちに近い、いわばクラスの人気者のような存在です。誰もが知る有名人ではないけれど、あるコミュニティでは人が集まり耳を傾けるような、そんな影響力を持った人です。

フォロワー数は少ないものの、質問や感想に丁寧に答えるなどユーザーと良質なコミュニケーションを取り、親密な関係で結ばれたフォロワーが多いという特徴があります。

身近な存在であり、関係性も深いユーザーへ情報発信できるという点は、インフルエンサーが商品をおすすめする形を取るインフルエンサーマーケティングにおいて大きなメリットです。
エンゲージメント率が高い
エンゲージメントとは
エンゲージメントとは、「どの程度のユーザーが反応したのか」というマーケティング用語です。SNSでのエンゲージメントとは、「リツイート・コメント・フォロー・いいね・保存」など、投稿に対してユーザーが行う反応のことです。
一般的に、エンゲージメント率はフォロワーが多ければ多いほど低下します。具体的には、多くのフォロワーがいる有名人の投稿に「いいね」が大量についていても、フォロワー数から考えるとエンゲージメント率としてはそう高くない、という現象です。

反対に、ナノインフルエンサーはエンゲージメント率が高いと言われ、メガインフルエンサーと比較すると約7倍エンゲージメント率が高いというデータもあります。

出典:https://hypeauditor.com/s/auditor/resources/The-State-of-Influencer-Marketing-2019.pdf
低コスト
インフルエンサーマーケティングでは、起用するインフルエンサーのフォロワー数が多いほどその費用は高額になっていきます。
1フォロワー=1~3円程度が相場ですが、人気のインフルエンサーではフォロワー単価が4~5円となっていることもあります。

ナノインフルエンサーは、フォロワー数は1000~1万人程度の規模のため、1フォロワー3円だとしてもコストは最大3万円ほどです。ネットショップ集客や売上アップに大きな予算を出せない場合でも、比較的ハードルが低いのがナノインフルエンサーマーケティングと言えます。
デメリット
  • ナノインフルエンサー使用デメリット
宣伝効果が小さい
ナノインフルエンサーはあくまで小さなコミュニティでしか影響力がないため、多くの人に情報を届けさせることはできません。
フォロワー数が少ないので、ユーザーに与える影響の範囲は小規模です。そのため、知名度を上げるために多数の人に宣伝したい、という目的には合いません。
探すのが難しい
ナノインフルエンサーは、一般ユーザーよりフォロワー数が少し多いだけで、一般的な知名度は低くさらに数も多いことから、選定は簡単ではありません。
ナノインフルエンサーの探し方
ナノインフルエンサーの探し方としては、小規模なインフルエンサーを対象としたマッチングサービスやAIを使ったキャスティングサービスを利用するか、SNSでキーワードやハッシュタグ検索を行い、コアな情報発信を行っているアカウントを地道に探すなどがあります。

自力で探す場合には、アカウントのフォロワー数やプロフィール、その他の投稿内容をきちんと精査し選定する必要がありますが、なかなか手間がかかります。
しかし、商品をPRするのに適したナノインフルエンサーを選ばなければ、期待される費用対効果は小さくなってしまうため、重要な作業でもあります。

まとめ

今回は、フォロワー数が10000人以下のナノインフルエンサーについて解説しました。
ナノインフルエンサーを起用するメリットは、
フォロワーとの親密度が高い
エンゲージメント率が高い
低コスト
と、インフルエンサーマーケティングにおいて大きな注目を浴びている理由がお分かりいただけたかと思います。うまく取り入れながら、自社のネットショップの成長に繋げていきたいですね。
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