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公開日:2021.04.28

更新日:2021.12.10

【初心者向け】企業SNSの運用を始めよう!運用ポイント解説

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目次

企業SNSの運用を始めよう!

いまや企業のSNS運用が一般的になりましたね。
ただ、実際に運用するにあたり「どんなコンテンツを投稿したらよいのか?」「どう運用を続ければよいのか?」など、困りごとはありませんか?
今回は、企業SNS運用初心者に向けてSNS運用の目的とポイントを解説します。

企業SNSの目的とその効果

SNSを運用する目的は大きく分けて3つあります。
何を目的に運用をするのかを明確にしなければ、その運用が成功なのか失敗なのか検証することができません。
まずは企業SNSをどんな目的で運用するかを定めましょう。
認知拡大・ブランディング

認知拡大・ブランディングイメージ

期待できる効果
・潜在層へのアプローチ
・ブランディング(ブランドの世界観の共有)
・他社との差別化
 
注意点
・ブランド価値を高める一定のクオリティの投稿が必要
・人的リソース不足
期待できる効果としては、
コメントやシェア機能、投稿数の多い人気のハッシュタグなど、ユーザーの目に触れやすく拡散性が高いSNSでは、幅広いユーザーへの認知拡大が期待できます。

ただ、ブランドイメージを潜在層へ認知してもらうため、目を惹くようなクオリティの投稿を継続して行わなければなりません。
写真の構図や色使い、文章の構成などの作り込みが求められますが、クリエイティブ制作ができる人がいないSNS運用に時間を割けないなど、課題のある企業も多いです。
WEBサイトへの集客

WEBサイトへの集客イメージ

期待できる効果
・ユーザーの購買意欲を高める
・クーポン配布やキャンペーンなどSNS連携による新規顧客獲得
 
注意点
・広告感の強い投稿が多いと嫌がられる
・拡散性の高い投稿を意識して工夫しないと多くの人に情報が届かない
期待できる効果としては、
セール情報や新商品のお知らせなどをSNSで投稿してECサイトへの訪問を促します。
またSNS限定のクーポンを配布したり、SNSを使ったキャンペーンを行う企業もあります。

商品PRの投稿ばかりのアカウントは嫌悪感を抱かれかねません。
ユーザーからの関心を引けず、他の投稿に埋もれて反応も得られず、効果の出ないSNS運用に陥りがちです。
ファンの形成

ファンの形成イメージ

期待できる効果
・双方向のコミュニケーションによるエンゲージメント向上
・将来的に商品購入へ繋がる見込客の獲得
 
注意点
・コミュニケーション重視の運用のため炎上のリスクがある
・拡散性の高さゆえに不適切な投稿によるマイナスイメージが定着してしまう
期待できる効果としては、
SNSは個人のつながりによって形成されるコミュニティです。
その中で企業SNSが受け入れてもらえるかのポイントは、ユーザーに身近に感じてもらうための適度な距離感や親近感です。
一方的な情報発信だけでなく、コメントを残したりユーザーの投稿をシェアするなど、双方向のコミュニケーションを通してファンを獲得していきます。

ただ、公式の「中の人」が良い意味で話題となることもありますが、一方で意図しない伝わり方や想定外の解釈をされ、炎上するリスクもあります。
投稿内容や言い回しが適当であるか、嫌な思いをする人がいないか、多角的な視点から細かい配慮が求められます。

主要SNSの特徴

目的が決まったら、どのSNS媒体と相性が良いかを考えます。
主要SNSの特徴ECサイトで扱う商品との相性継続して投稿していくことが可能か、など実際の運用をイメージして検討してみましょう。
Twitter
・140文字以内の短い文章による手軽さリアルタイム感がウリ
・リツイートやシェアによる不特定多数への拡散性の高さ
・ハッシュタグを利用し検索にヒットされやすくできる
・タイムリーで情報が流れやすい
Instagram
ビジュアルイメージによるコミュニケーション
・ビジュアル訴求と相性の良い商品はダイレクトに購買へつながる
・ハッシュタグ機能はあるが拡散性は低く、情報収集目的で利用される
・若年層のうち女性比が多く、ユーザーのアクティブ率が高い
Facebook
・実名利用のためアカウントの信頼性が高い
・拡散性が低く、炎上しにくい
・海外では現在もアクティブユーザーが多いが日本では減少が顕著
・ビジネス利用者が多いためBtoB企業におすすめ
LINE
・幅広い世代のユーザーが日常的に使用している
・ユーザーが「友達登録」をしてくれれば1対1のクローズドに繋がれる
・クーポンやチラシを定期的に配信することでサイトへの訪問を促せる
・LINEを開いてネットサーフィン的な動きをするユーザーは少ないため
 ユーザーの「友達登録」をいかに増やせるかがカギ
YouTube
・幅広い年代のユーザーが日常的に利用している
・有名YouTuberとのタイアップで知名度をあげた企業の成功例も
・動画の作成には他のSNSよりも時間とコストがかかる
・企業チャンネルの動画再生回数アップを目指すにはSEO施策が必須

運用のポイント

実際に企業SNSを運用するにあたり、重要なポイントを押さえましょう。
SNS運用にかける時間や労力を無駄にしないためにも、「どう運用したら、目指す目的やゴールにたどり着けるか」を逆算して考えましょう。
1.コンテンツカレンダーを作成しよう
コンテンツカレンダーは投稿予定表や原稿表とも呼ばれます。
担当者が気まぐれに投稿するフローでは、アイディアが浮かばず早々にネタ切れになったり、他業務に追われてSNS運用が後回しになりがちです。
投稿し忘れやコンテンツ作成が後回しにならないよう、季節のイベントや新商品リリースのタイミングなどに合わせて、あらかじめ先々のコンテンツを計画・準備します。
  • コンテンツカレンダーを作成しよう
項目名 記載内容・注意点
ターゲット 年齢・性別・属性など、誰に見てほしいか
投稿日 季節のイベント日(母の日やクリスマスなど、商品PRと相性の良い日)
社内的に必ず投稿したい日(新商品販売開始日、セール告知開始日など)
投稿を避けたほうが良い日(3/11など一般的に悲しい記憶が想起される日)
投稿時間 ターゲットがSNSを利用していることが多い時間帯
投稿テーマ 運用目的に合わせ、どんなコンテンツにするか
投稿原稿 URLや使用するハッシュタグ含む
投稿画像 リリース前の情報を含め不適切な写り込みはないか
最低限、上記の項目を準備しましょう。
コンテンツを事前に準備しまとめることで、複数の担当者が投稿内容をチェックしやすくなり、計画的なSNS運用ができます。
2.企業SNSの運用ルールを作ろう
  • 企業SNSの運用ルールを作ろう
企業アカウントは個人のプライベートアカウントとは違い、企業の顔として対外に発信するものです。
個人であれば実際の友人知人がフォロワーのため、実際の自分のキャラを分かったうえで投稿を受け止めてもらえる関係性がすでに出来上がっています。
しかし企業アカウントは、SNSであっても「その企業の発言」と受け取られます。

「中の人」として話題のアカウントも、企業としてどこまでの発言がOKかという線引きと、その意識の共有が不可欠です。
複数のSNS運用担当者がいる場合にはその重要性はより一層高まるため、ガイドラインやルール作りが必要です。

ガイドラインやルールがない炎上リスクを招くだけでなく、運用担当者のアカウント私物化や、企業アカウントが避けるべき話題(宗教や政治など)に反応していたりなど、企業としての公正公平が保たれない恐れがあります。
3.SNS運用は継続こそ力なり
「SNSアカウントを立ち上げて何度か投稿もしたけれど全く反応もないし効果も見えない・・・」
こういったことは誰しもが通る道です。

ひっそりと生まれたアカウントにすぐにファンがついて反応を得られるといったことは、もともと知名度のある企業や有名人でない限りほぼ起こりません。
爆発的な拡散は望めなくても、コツコツと運用を続けてファンを獲得できれば、
いつか商品を買ってくれるかもしれない/拡散してくれるかもしれない/口コミを書いてくれるかもしれないなど、企業にとって将来的なメリットに違いありません。

ECサイト関連でSNS運用をするなら「商品の売上に直結するような投稿を」と考えがちですが、
日常的にユーザーが憩うSNSの場に馴染むよう、広告感は全面に出さず違う角度からアプローチした投稿を続けましょう。

まとめ

企業SNS運用初心者に向けて、SNS運用の目的とポイントを解説しました。

プライベートで純粋にSNSを楽しむのとは違い、目指すゴールに繋がるようなコンテンツを作って投稿を続けることは大変な作業ですが、ポイントを押さえて運用サイクルを作り上げて下さい。

もし、人材不足でSNS運用に手が回らない、始めるなら効果のある運用を行いたい、という場合は弊社マーケティング部門のSNS運用代行サービスをご検討ください。
SNS運用で目指すゴールや、人的リソースなどの社内事情を踏まえご提案可能ですので、お気軽にご相談ください。

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